小児歯科とは
小児歯科とは、子どもの成長に合わせた歯の健康をサポートする分野で、特に乳歯や永久歯の正しい発育を促すために重要な役割を果たしています。
子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)に比べて柔らかく、むし歯になりやすいため、早期のケアや予防が大切です。乳歯は、丈夫な永久歯が生えるための準備をするだけでなく、顎の成長や噛み合わせにも影響を与えます。むし歯を予防し、健康な歯の発育をサポートすることが、子どもの健全な成長に繋がります。
こんなお悩みは
ありませんか?
- 子どものむし歯を予防したい
- 小児歯科の治療内容について詳しく知りたい
- 子どもの予防歯科の方法を教えてほしい
- 子どもがむし歯になってしまった
- 子どもの歯並びを直したい
- 永久歯のむし歯と子どものむし歯の違いを知りたい
子どもの年齢別歯科治療
1~2歳
この時期の子どもは、まだむし歯のリスクが少ないため、主に予防的なケアが中心となります。歯磨きの習慣を身につけるための歯磨き指導や、むし歯予防のためのフッ素塗布を行います。また、保護者の方には、適切な食生活の指導を行い、甘いものの摂取を控えるなど、食事に関するアドバイスも提供します。
乳歯は一時的なものですが、むし歯を放置してしまうと、後に生えてくる永久歯にも悪影響を与える可能性があります。1~2歳から適切なケアを行い、健康な永久歯を育む土台を作ることが重要です。
3~5歳
歯磨きの丁寧な指導を行い、継続的な歯磨き習慣をサポートします。ぜひ、定期的に歯磨き指導を受けにいらしてください。
また、定期検診では引き続き、むし歯予防のためにフッ素塗布やシーラント(歯の溝を埋める処置)を行います。本格的な歯磨きトレーニングを開始し、少しずつ治療に慣れていくことで、子どもが自然に治療を受け入れられるよう、当院のスタッフがしっかりサポートいたします。
6~12歳
6~12歳は、乳歯から永久歯へと生え変わる時期であり、永久歯の健康を守るための予防処置が非常に重要です。乳歯の生え変わりに問題がある場合は、レントゲンで確認し、必要であれば適切なタイミングで抜歯を提案します。
また、歯並びに問題が見られる場合は、「マイオブレース」を用いた子どものマウスピース矯正治療を検討することをお勧めします。早期に治療を開始することで、将来的な噛み合わせや歯並びの改善が期待できます。
6歳以降も、当院では歯科衛生士による定期的な歯磨き指導やフッ素塗布、シーラントを行い、子どもたちが強くてむし歯になりにくい健康な歯を育てられるようサポートしています。
当院の小児歯科メニュー
ブラッシング指導
子どもの頃から歯磨きを習慣づけることで、大人になってもその習慣を続けることができます。お子様の将来の歯を守るためにも、親御さまのご協力が大切です。
まずは、歯ブラシに慣れることから始めてみましょう。焦らず、少しずつ歯磨きの質を高めていくことで、お子様が歯磨きを嫌がるのを防ぐことができます。
歯磨きの楽しさを感じてもらうために、歌を歌いながら磨いたり、好きなキャラクターの歯ブラシを使ったりするのも効果的です。こうした工夫を取り入れながら、楽しく歯磨きを続けていきましょう。
当院では、歯ブラシの持ち方や動かし方、仕上げ磨きの方法について丁寧にアドバイスを行っていますので、何かご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
お子様の歯の健康を共に守っていきましょう。
フッ素塗布(フッ素化物)
フッ素は歯質を強化し、むし歯を予防する効果があります。当院では、年に3~4回のフッ素塗布を推奨しており、特に生えたばかりの歯にフッ素を塗布することで、むし歯リスクを大幅に軽減できます。フッ素は安全に使用できる薬剤で、安心してお子様にご利用いただけます。
シーラント
歯の溝に食べ物が溜まってむし歯になるのを防ぐために、歯の溝に白い素材の詰め物をする処置がシーラントです。この処置は特に生えたての永久歯に対して有効で、むし歯の予防に大きく貢献します。見た目にはほとんど目立たず、子どもの歯を守る効果的な方法です。
定期検診
当院では、お子様が自ら進んで歯科医院に行きたいと思えるよう、楽しく安心できる対応を心がけています。特に、これまで他の歯科医院への通院が続かなかった方や、初めて歯科医院に通うお子様にも、温かく迎え入れ、安心して治療を受けられる環境を提供します。
何か不安なことや心配な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
マタニティ歯科
妊娠中の歯周病は、低体重児出生や早産、流産などのリスクを高めることがあります。また、妊娠中の口腔環境は、将来的にお子様がむし歯にかかるリスクにも影響を与えるため、赤ちゃんが生まれる前から予防歯科に取り組むことが重要です。
赤ちゃんの口の中にはむし歯菌は存在しませんが、周囲の大人とのスキンシップを通じてむし歯菌が感染する可能性があります。口腔環境が悪いと、むし歯菌が増えやすくなり、赤ちゃんへの感染リスクが高まります。この機会に、周囲の大人も口腔ケアを見直し、健康な口腔環境を整え、赤ちゃんの健康を守っていきましょう。
子どもの頃からの
予防が重要!
健康な歯を保つためには、子どもの頃から予防に取り組むことが大切です。乳歯は永久歯よりもむし歯になりやすく、進行も早いため、早期のケアが必要です。乳歯を失うと、永久歯の歯並びや健康に影響を与える可能性があります。そのため、子どもが小さいうちからの定期検診や予防ケアを欠かさないことが、将来の歯の健康にとって重要な要素となります。
また、歯並びが整っていることも、セルフケアをしやすくし、長く健康な歯を保つために役立ちます。小児矯正を通じて、歯並びの問題を早期に解決し、正しい口腔ケアを習慣づけることで、将来にわたって健康な歯を維持できるでしょう。
ぜひ、定期的に当院での検診を受けて、むし歯予防に努めましょう。予防が難しい場合にも、早期発見・早期治療を行い、お子様の大切な歯を守っていきましょう。