インビザライン(マウスピース矯正）

インビザライン治療を始める前に、まずはカウンセリングを行います。
患者様の歯列の悩みやご希望を伺い、治療の方向性を確認します。インビザラインが患者様にとって最適な治療法であるかを診断し、最適なプランをご提案いたします。まずはお話を聞いてみたい方も、治療を考えている方も、どうぞお気軽にご相談ください。

矯正治療を開始する前に、口腔内スキャナー（アイテロ）、歯科用CT、セファロレントゲンなどを用いて、精密な検査と口腔内診査を実施します。
このプロセスでは、患者様の口腔の状態を詳細に把握し、3Dモデルを作成することで、治療計画を正確に立案します。
これにより、個々の歯並びや咬合の問題を特定し、最適なマウスピースを設計するための口腔データを収集します。

患者様の口腔データは採取後、アライン・テクノロジー社の施設に送られ、そこでマウスピースの製作が行われます。
インビザラインシステムには、治療前に歯の動きをシミュレーションできる「クリンチェック」という専用ソフトウェアが導入されています。
これを使用することで、患者様は治療の進行状況や最終的な歯並びを視覚的に確認でき、治療に対するモチベーションを高めることができます。
インビザラインの制作中に、治療を始める前にむし歯や歯周病のチェックを行い、問題があれば先に治療を進めます。
また、この段階で患者様に治療の流れと期間について具体的な説明を行います。
ご不明な点、ご不安な点がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください。

マウスピースが完成次第、それを使用して矯正治療を開始します。
治療の初期段階では調整が必要となるため、最初の数ヶ月は月に1回の頻度で通院していただきます。治療が進むにつれて、歯科医の指示に従い、2週間ごとに新しいマウスピースへ交換していきます。通院の間隔は治療の進行状況に応じて、3ヶ月に一度となります。
歯の動きについて不安がある場合は、いつでもご相談ください。一般的な治療期間は2〜3年ほどです。
さらに、当院では「デンタルモニタリング」を導入しており、患者様は自宅にいながら歯並びの状態や矯正治療の進行状況を確認できます。これにより、いつでも矯正担当の歯科医師と繋がれる安心感が得られ、経過観察が迅速に行えるため、治療期間の短縮や効果的な治療を実現できます。また、遠隔でのチェックが可能なため、通院回数が減り、患者様の負担も軽減されます。

治療が完了すると、歯の後戻りを防ぐために「リテーナー」と呼ばれる保定装置を使用して、定期的にメインテナンスを行います。
1年〜3年間リテーナー（保定装置）を使用し、新しい歯並びを維持します。保定期間中も定期的に通院し、歯並びが安定していることを確認します。この保定期間が終了すれば、矯正治療は完了です。